自転車ブームに比例するように、全国各地に自転車店が増えてきましたね。
なかでも成長めざましいのがサイクルベースあさひで、ひとつの街にいくつかあることもありますね。
しかし悪評もよく聞かれるので、躊躇してしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、あさひヘビーユーザーの筆者がメリットもデメリットも書いていこうと思います。

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70周年を迎える自転車専門企業

サイクルベースあさひは、近年の自転車ブームで店舗数を増やし、もうすでに知らない人は居ないほどの大企業ですね。
もともとは木製玩具を製作していた企業ですが、自転車販売業に転身後、自転車ブームのたびに成長を遂げて、創業70周年を迎えて現在のスポーツ自転車ブームでもさらに成長を続けています。
現在ではクロスバイクやロードバイクを販売するルイガノ(ガノー)の日本販売代理店にもなっており、スポーツ自転車の普及活動にもつとめています。

 

管理人があさひを利用するメリット

ロードバイクを愛する方の多くが、あさひを毛嫌いしている風潮がどうしても強いです。
というのも、あさひが絶望的にダメというわけではなく、どうしてもロードバイクを買うのは専門店という志向が強いのがその理由でしょう。
管理人は独学で始めたということもあり、現在に至るまでかなりあさひさんにお世話になっています。
利用する中で感じたメリットを紹介していきます。

自転車の在庫量の多さ

自転車を新しく購入しようという場合、プロショップだと在庫量が少ない場合も多いです。
専門店の大型店というのは数少なく、近所にあればまだしも遠い場所だとなにかあったときに持っていくのが手間になってしまうこともあります。
あさひは在庫量が多いので、その場で見て、軽くフィッティングして整備してもらえばそのまま持ち帰ることもできます。
取引のあるメーカーであれば在庫がない商品の取り寄せも可能なので、相談してみてもいいでしょう。

あくまで現在の情報ですが、

  • ルイガノ(ガノー)
  • GIANT
  • MERIDA
  • ビアンキ
  • FELT
  • GT
  • JAMIS
  • コーダブルーム
  • ダホン
  • ターン

などの取り扱いがあります。

持ち込み修理OK

あさひで完成車は買ったことがない管理人が、なぜあえてあさひに行くのかというと、持ち込み修理がOKだからです。
スポーツ自転車専門店だと、他店や通販で買った自転車の持ち込み修理を嫌う場合が多く、店によっては断られることもあります。
これは利益を囲い込む意味もあるかもしれませんが、一番の理由は、どこでだれがどういう修理をしたかわからなくなると、適切な修理ができなくなり、もしなにかあったときに責任の所在がわからなくなることが大きいです。
管理人が勤めていた店舗でも、修理後不調を訴えてきたクレームが、実は別な店舗で適当な部品を入れていたことによる不具合だった例もあります。
そういう意味では、持ち込み修理に対応してくれるあさひの存在はとてもありがたいです。

持ち込み取り付けOK

こちらもとてもありがたいのですが、あさひはなんと持ち込んだパーツの取り付けを受け付けています。
これはスポーツ自転車専門店のほとんどがNGなので、管理人がとてもよく利用させていただいているサービスです。
最近は質がよく安い中華製パーツが多く流通しているので、そういった商品を利用してなるべく安くカスタマイズしたい方にはとてもうれしいサービスですね。
管理人の場合は、専用の工具が必要なBBや、フォークの交換に伴う玉押しの交換などはあさひにお願いしています。
もちろん交換したパーツ自体の不具合はあさひではサポートされませんし、互換性のないパーツの取り付けはできないのでご注意を。

あさひ限定モデルの充実

あさひでは、メーカーとタイアップしてオリジナルカラーやオリジナルの自転車を販売しています。
以前販売していた、エアロフレームのクロスバイクは特徴的でしたね。
価格はほぼ通常品と変わりませんが、一味違う自転車を探している方にはおすすめですね。

 

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あさひのおすすめできないポイント

もちろんどんなにおすすめでも、気になるポイントはあります。
専門店でありながらある量販店ともいえる形態なので、スポーツ自転車専門店をイメージするとたしかに思っていたのと違うということも少なくありません。
どうしようもない部分もあるので、ある程度客側で配慮して利用するといいでしょう。

店舗ごとの差が大きい

ココが一番気になるところですが、チェーン店でありながら各店舗の差が大きいです。
スポーツ自転車に強い店、少な目の店、在庫量の多い店少ない店などまちまちです。
何店舗か回った印象だと、おそらくその地域での需要を重視して商品のバランスを変更しているのではと思います。
人通りの多いエリアだと在庫量も多くスポーツ自転車も大目で、住宅街にある店舗はシティサイクル・子供用自転車の在庫の比率が高い印象です。
ロードバイクの完成車がほしいのであればスポーツ自転車の多い店舗に行った方がスムーズに選べますね。

修理費用がやや高い

量販店である以上仕方ないのですが、スポーツ自転車専門店よりも、修理費が1割ほど高い印象です。
また、「ココを直してほしい」という漠然とした要望で修理に出すと、完璧に修理してくれるので結果的に修理費用が高くなることもあります。
「このパーツを直してほしい」と詳細に要望するか、見積もりという形で依頼するといいでしょう。

パーツ在庫が少ない店が多い

これも店舗によりけりですが、パーツやウエアの在庫はやや少な目の店舗が多いです。
スポーツ自転車を買うならペダルやライト、ヘルメットぐらいはできるだけ選択肢が多いほうがありがたいですが、少し不十分な店も多いです。
可能な限りあらかじめ用意していくか、あさひの通販も含めて用意しておくといいでしょう。

専門知識が店員によってまちまち

正直これが一番困るのですが、店員によって知識に大きく差があります。
ママチャリしかわからないような人から、ガチなロード乗りまで差があるので、初めてロードバイクを買いたいという場合には信頼できる人を見極める目も必要です。
知識がある人はなぜか長く1つの店舗にいてくれないので、スポーツ自転車に強い店舗に移動させられてしまうなどの事情があるのかもしれません。

 

さいごに

紹介したように一長一短ですが、これは専門店も同じです。
管理人も近くに専門店はあるものの、対応が合わずに結果的になにかとあさひにお世話になっています。
絶対におすすめとは言えませんが、困ったときに気軽に相談できますし、入りやすいというメリットもあるので迷ったら一度立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。