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目次
アメリカ御三家最強のTREK
ロードバイクは元々ヨーロッパで発展しましたが、現在は世界中でロードバイクを製造するメーカーが存在します。
とくに台湾の有力メーカーが集まっている印象ですが、アメリカも負けていません。
アメリカには複数の自転車メーカーがありますが、ロードバイクにおけるアメリカ御三家といえば「スペシャライズド」「キャノンデール」「TREK」です。
どのメーカーも素晴らしい自転車を展開していますが、なかでもシェアを獲得しているのがTREKです。
筆者自身かなりいい印象を持っていたメーカーですが、今回TREK専門店に勤めている方にお話を伺えましたので、TREKの評判やおすすめモデルをご紹介しようと思います。
TREKの成り立ちと歴史
TREKの歴史は1975年に、電化製品販売業者の子会社として始まりました。
翌年には、当時ヨーロッパがシェアを獲得していた、スポーツ用のツーリングバイクの製造を始めます。
販売したフレームが高性能で安価だったため、すぐにその評判は広がり、後に法人化し現在のTREKとなりました。
その後マウンテンバイクの製造や、パーツの自社生産、サイクルウエアの取り扱いを始め、その販売網をさらに確立します。
現在ではパーツメーカーのボントレガーを傘下に入れ、高品質なパーツをTREKバイクにも取りいれ生産力を挙げています。
長年ロードレースにも参戦し、アルベルト・コンタドールが愛したメーカーとしても有名です。
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TREKの売りと評判
筆者も実際に乗る中で好印象を持つメーカーですが、具体的なメリットと、それぞれの評判をまとめて紹介して行こうと思います。
結論から言えば、どのジャンルにおいても安定しているというのが一番のメリットのように感じられます。
トップクラスのコストパフォーマンス
これまでは、コストパフォーマンスといえば台湾系のGIANT、MERIDAなどの名前が上がることが多かったでしょう。
しかしロードバイクにおいて、近年コスパを重視したときに無視できない存在となっているのが、今回紹介しているTREKです。
TREKのロードバイク最安値モデルはDomane AL 2で、2019年モデルでは税抜き85,000円。
これはGIANTやMERIDAの最安値モデルよりも安く、メーカー製ロードバイクにおいてかなり安価なラインナップです。
価格が安い要因としては、設計はアメリカ本社で行い、生産を台湾などアジアの工場に頼ってコストを削減していることが大きいでしょう。
この価格帯のロードバイクでは性能はほとんどどんぐりの背比べで、ユーザーとしては価格も重視したいので、安いのはなによりのメリットになりますね。
徹底した乗りやすさの追及
実際に乗ってみると、TREKのバイクは非常に乗りやすい印象を持つでしょう。
まず気に入るのがジオメトリー設計で、フレームサイズごとに見直されているためどのモデルでもしっくりきます。
アジアンメーカーが日本人にも合うというのはよくあるのですが、欧米メーカーで日本人でも乗りやすいというのはなかなかポイントが高いですね。
グレードやモデルにも寄りますが、ISO SPEEDテクノロジーの採用も大きいでしょう。
フレームのシートチューブを独立させる設計で、リアタイヤから伝わる振動をサドルまで伝えない独自設計のことです。
MITのような振動を吸収するギミックのないロードバイクにおいて、このギミックの恩恵は非常に大きい効果を持っています。
幅広いクロスバイクのラインナップ
TREKは子供用自転車から高級ロードバイクまでさまざまなラインナップが魅力のひとつですが、クロスバイクのラインナップもかなり充実しています。
TREKのクロスバイクといえばFXシリーズで、18モデル展開しています。
とくにうれしいのが、近年低価格モデルからディスクブレーキを採用し、走行の安定性を重視しているポイントです。
クロスバイクといえばまだまだVブレーキが多いので、普段使いされやすいクロスバイクにおいては、天候に左右されにくい制動力を持つディスクブレーキは安心ですね。
最近は電動アシストのE-bikeのラインナップが増えたり、クロスバイクとしては珍しいカーボンフレームを展開するなど、クロスバイクの購入を検討している方がぜひ一度チェックしてほしいメーカーといえます。
TREKのおすすめロードバイク
Émonda ALR 5 Disc
トレックのロードバイクを買うなら最低限これを選ぶべきといえるのが、エモンダALR5 Diskです。
まず目を引くのが美しい塗装で、見る角度によって色合いが変わる独創的な塗装は数年前のトレックにはなかったものです。
その塗装をより美しく見せているのが、まるでカーボンフレームのようにきれいに仕上げられているスムースなフレームです。
もちろん見た目の美しさだけでなく、軽量でフィット感の高さも魅力です。
この出来で税抜き219,000円はかなりの高コスパといえるでしょう。
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TREKのおすすめクロスバイク
FX 3 Disc
数あるトレックのクロスバイクの中で非常にバランスがいいのがFX 3 Discです。
細身のアルミフレームにカーボンフォークをアッセンブルし、参考重量はMサイズフレームで11.74 kg。
対パンク性とグリップ力の高いボントレガー製のHard-Caseタイヤを採用しているのもポイントが高いです。
ややハンドルが長い印象があるので、必要に応じてカットするといいでしょう。